破綻の真相〜内田食品［佃煮・惣菜の製造］
日経ベンチャー　第231号　2003.12.1

この記事の情報
掲載誌	日経ベンチャー　第231号（2003.12.1）
ページ数	4ページ　（全4537字）
形式	PDFファイル形式　（232kb）
雑誌掲載位置	158〜161ページ目

資金力も営業力も、３０年前に死んだ父の“遺産”に過ぎなかった。遺産を失って初めて、トップは自らの力不足を思い知らされた。取材・文◎江川祐司（編集部）　東京、新木場駅。ＪＲ、営団地下鉄、臨海高速鉄道の３線が交わるウオーターフロントの東の玄関口で、約１ｄ離れた工場と駅との間をひっきりなしに往復する内田食品（東京都江東区、内田徹社長）の従業員送迎バスは、地元ではよく知られた存在だった。　ところが、１０月…