トレンド分析〜ドライクリーニング
日経ベンチャー　第196号　2001.1.1

　一時期、衰退が懸念されながら、拡大を続けているのが、ドライクリーニング業界だ。　一九八〇年代後半、ドライ洗剤が発売され、ドライマーク付き衣類を家庭用洗濯機で洗うことが可能になった。この結果、セーターや毛布、シルクやウール製品など、それまでドライクリーニングに出されていた多くの衣類が、家庭で洗われるようになるといわれ、市場の成熟は時間の問題と思われた。　しかし、九〇年代に入ると、共働き世帯が急増。…