会社が潰れる時〜功名心と見栄に溺れた「裸の王様」　不況下で事業拡大を焦り、手形操作の罠にはまった野心家の三代目
日経ベンチャー　第192号　2000.9.1

この記事の情報
掲載誌	日経ベンチャー　第192号（2000.9.1）
ページ数	3ページ　（全4129字）
形式	PDFファイル形式　（68kb）
雑誌掲載位置	76〜78ページ目

オーナー経営者が常に肝に銘じておかなければならないのは、強いリーダーシップと単なるわがままを決して混同しないことだ。若い二代目、三代目の経営者は、往々にしてその区別がつかず、周囲の忠告を無視して“暴走”するケースが少なくない。東京の鋼板加工会社の三代目は、先代を超えようと焦るあまり、無理に無理を重ねて自滅してしまった。　「本当に大丈夫だろうな」　「任せてください。それより手形と発注書の準備はできて…