コラム　林浩一のＩＴアーキテクトの視点〜独りよがりのプロを　目指していないか
日経SYSTEMS　第211号　2010.11.1

　「それでもプロか？」。読者も一度や二度は、上司からそう言われた経験があるのではないだろうか。こう言われるとなかなか反論しにくいものだ。本物のプロを目指すというのは、あまりにも立派で否定しにくい。にもかかわらず、そこには独りよがりな意味が含まれているように思う。筆者は、この「プロ」という言葉があまり好みではない。　「プロと聞いて思い浮かべるのは誰ですか？」と周りの人に聞いてみると、いろいろな答えが…