新春特集　第１部〜屋台骨揺るがす巨額赤字　自己資本比率が減り行き着く先は倒産
日経マイクロデバイス　第199号　2002.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経マイクロデバイス　第199号（2002.1.1）
ページ数	1ページ　（全876字）
形式	PDFファイル形式　（196kb）
雑誌掲載位置	58ページ目

　１社が１年間に２０００億円の赤字を出すとは，一体どのようなことだろうか。「屋台骨を揺るがす」という表現は，実際には何を指すのだろうか。自己資本比率の観点から現状の電機メーカーが立たされている立場を見てみる。　自己資本比率とは，総資産に対する自己資本（株主資本）の比率である。収益が上がれば，企業はこれを自己資本に累積させて自己資本比率を上げることができる。しかし赤字を計上すると，その分自己資本は減…