特集１　原発再稼働６０年超への道〜技術の「時代遅れ」をどう捉えるか　非物理的な劣化が抱える課題
日経ものづくり　第828号　2023.9.1

この記事の情報
掲載誌	日経ものづくり　第828号（2023.9.1）
ページ数	2ページ　（全2139字）
形式	PDFファイル形式　（735kb）
雑誌掲載位置	53〜54ページ目

Ｐａｒｔ４設計の古さ　原子力発電所の長期運転に向けては、高経年化したプラントの［１］物理的な経年劣化だけでなく、［２］非物理的な劣化が課題になってくる（図１）。原子力規制庁が「設計の古さ」と呼ぶ問題だ（図２）。では、原発における「設計の古さ」とはそもそも何なのか＊１。設計の古さとは　設計の古さによる課題の分かりやすい例としては、サプライチェーンの断絶がある。原発は構成部品が約１０００万点に上るとも…