レポート〜日産、金型レスでボディーパネル成形　多関節ロボットで工具を表裏から当てる
日経ものづくり　第782号　2019.11.1

この記事の情報
掲載誌	日経ものづくり　第782号（2019.11.1）
ページ数	2ページ　（全2223字）
形式	PDFファイル形式　（531kb）
雑誌掲載位置	34〜35ページ目

　日産自動車は２０１９年１０月２日、少量生産に対応可能な車両ボディーパネルの成形技術「対向式ダイレス成形」を発表した。２台のロボットを使ってパネルの表裏から工具を当てて鋼板を変形させる方法で、金型なしで成形できる（図１）。月産１００枚程度の少量生産品であれば対応可能で、初期コストは数十万円と金型を使った場合よりも１〜２桁低く済み、生産開始までのリードタイムも格段に短くなる（表）。多関節ロボット２台…