ニュースの深層〜トヨタがＦＣＶ特許を無償提供する理由　環境ブランドＮｏ．１転落が背中押す
日経ものづくり　第725号　2015.2.1

この記事の情報
掲載誌	日経ものづくり　第725号（2015.2.1）
ページ数	3ページ　（全4164字）
形式	PDFファイル形式　（657kb）
雑誌掲載位置	28〜30ページ目

　敵に塩を送ってもいい─。世界最大の自動車メーカーが思い切った戦略を打ち出した。２０１５年１月５日、トヨタ自動車は燃料電池車（ＦＣＶ）の普及に向けて、関連する約５６８０件の特許の実施権を無償で提供すると発表した。　　「２０１５〜２０２０年に発売される第１世代のＦＣＶは非常に重要だ。（成功させるには）自動車メーカー各社、政府、研究機関、エネルギー事業者の協力が欠かせない」。会見でＴｏｙｏｔａ　Ｍｏｔ…