事故は語る〜墜落炎上したＦ２支援戦闘機誤配線で機首が急激に上下
日経ものづくり　第642号　2008.3.1

この記事の情報
掲載誌	日経ものづくり　第642号（2008.3.1）
ページ数	3ページ　（全3707字）
形式	PDFファイル形式　（1481kb）
雑誌掲載位置	215〜217ページ目

２００７年１０月３１日午前９時すぎ。愛知県の県営名古屋空港で，航空自衛隊第四航空団（宮城県東松島市）所属のＦ２支援戦闘機が滑走路を走り出した。数百ｍ滑走し，機首を上げて離陸態勢に。その直後のことだった。機体はバランスを崩して墜落し，滑走路脇の芝生帯で炎上した。機長は肋骨を折るなどの重傷，副操縦士は打撲などの軽傷を負った。　事故を起こしたＦ２支援戦闘機は，県営名古屋空港に隣接する製造元の三菱重工業小…