判例に学ぶ医療・介護トラブル回避術〜入居者が着用させられた鍵付きの服　裁判所は「違法な身体拘束」と認定
日経ヘルスケア　第391号　2022.5.1

この記事の情報
掲載誌	日経ヘルスケア　第391号（2022.5.1）
ページ数	3ページ　（全4514字）
形式	PDFファイル形式　（1327kb）
雑誌掲載位置	86〜88ページ目

高齢者住宅に自治体の立ち入り調査が入り、当時の入居者４人のうち１人が、鍵の付いたつなぎ服を着用させられていたことが分かりました。裁判所は「違法な身体拘束」であるとして、高齢者住宅の運営会社などに損害賠償命令を言い渡しました。事件の概要　高齢の男女４人であるＸ１、Ｘ２、Ｘ３、Ｘ４は２００８年以降、高齢者向けの賃貸住宅であるＡ施設内の居室に入居した。Ａ施設は要介護者や医療的な措置が必要な高齢者を対象と…