判例に学ぶ医療・介護トラブル回避術〜施設入居者が食事中に死亡　「窒息死ではない」と請求棄却
日経ヘルスケア　第381号　2021.7.1

この記事の情報
掲載誌	日経ヘルスケア　第381号（2021.7.1）
ページ数	3ページ　（全4503字）
形式	PDFファイル形式　（1279kb）
雑誌掲載位置	88〜90ページ目

食事中の高齢者の誤嚥・窒息事故は、介護施設や病院にとって身近なリスクの１つです。今回は認知症高齢者グループホームの入居者が食事中に意識を失い、死亡した事案です。遺族は施設側の過失を訴えましたが、裁判所は「死因が誤嚥による窒息とは認められない」と請求を棄却しました。事件の概要　Ｘは、Ａ株式会社が運営する「グループホームＢ」の入居者である。アルツハイマー型認知症で、食事や着替え、入浴など生活上の全面的…