コンサルタント工藤高の病院経営最前線〜「稼働率」「在院日数」「看護必要度」「入院単価」　あちらを立てればこちらが立たず…どれを優先？
日経ヘルスケア　第356号　2019.6.1

　（１）病床稼働率、（２）在院日数、（３）重症度、医療・看護必要度（以下、看護必要度）、（４）１日当たり入院単価──。急性期病棟の運営には、診療報酬に関する多くの重要指標がある。理想は（１）と（３）、（４）を高く、（２）を短く保つことだが至難の業。「あちら立てればこちら立たず」の関係で、その調整に苦労している病院経営者も多いだろう。交友関係が広いのは良いことだが…　今年４月に筆者のクライアントとな…