コンサルタント工藤高の病院経営最前線〜車、時計…ブランド人生貫く部長医師　後発品は「ノーブランドだからダメ」
日経ヘルスケア　第285号　2013.7.1

　３年前の２０１０年４月に、ＤＰＣ対象病院である公立Ｘ病院（約３００床）の継続コンサルティングに入ったときのこと。経営会議の席で、Ｙ内科部長からいきなり、「私の目の黒いうちは後発医薬品への切り替えはしない」と厳しい口調で宣告された。　同院の入院部門における注射薬剤の後発品の使用割合を見てみると、２０１０年４月時点では品目ベースで６．６％、金額ベースで８．８％と低い水準にとどまっている（表１）。これ…