患者の心を開くメディカル・サポート・コーチング塾　第９回〜【承認する】努力を認め、患者のやる気を引き出す
日経ヘルスケア　第216号　2007.10.1

東京メディカルケアセンター　精神科医師　奥田　弘美脳梗塞で片麻痺になった患者が来院。リハビリに対する自分の努力を訴えながら、主治医に、今後の症状の見通しを尋ねた。患者　「先生、麻痺した左手足は、少しは回復していますか？　毎日頑張って、リハビリに通っているんですよ」医師　「確かに関節は柔らかくなってきているようです。ただ、何回も申し上げていると思いますが、脳梗塞で一度麻痺してしまうと、基本的には元の…