特集１　日本医師会の落日〜「ケンカ太郎」の強さ支えた　強大な統率力と政界人脈
日経ヘルスケア　第200号　2006.6.1

この記事の情報
掲載誌	日経ヘルスケア　第200号（2006.6.1）
ページ数	2ページ　（全2228字）
形式	PDFファイル形式　（176kb）
雑誌掲載位置	38〜39ページ目

　１９７１年７月１日は、今でも日本医師会の歴史に残る１日だ。この日、日医は、医師のストライキというべき「保険医総辞退」に突入。１２万人近くいた医師のうち７万人以上、日医のＡ会員（開業医）はほぼ全員が参加した。　当時の会長は故武見太郎氏。５７年から８２年まで２５年にわたって日医に君臨、厚生省の役人や政治家と真っ向からわたり合い、「ケンカ太郎」の異名を取った人物だ。公益委員が中医協に提出した１枚のメモ…