Ｄｉａｒｙ　２月２８日〜医療給付費抑制策を牽制　日本医師会医療政策会議
日経ヘルスケア　第198号　2006.4.1

　日本医師会の医療政策会議（黒川清議長・日本学術会議会長）は２月２８日、「医療の質とその財源の確保」と題する報告書を公表。その中で、医療給付費に上限を設定し、民間保険などによる私的医療支出を拡大させるという考え方について、「軽視してはならない」と警鐘を鳴らした。　報告書では、こうした考え方について、「負担力の差による医療の階層化、ひいては社会の不安定化という帰結を見ようとしていない」と厳しく批判し…