病院〜救急こそが中小病院の生き残り策
日経ヘルスケア　第116号　1999.6.1

　労多くして実りが少ない−−。こうした評価の下に、多くの病院が救急への取り組みを敬遠してきた。しかし、平均在院日数の短縮が進む中、急性期患者の確保に直結する救急が再び脚光を浴び始めている。事実、今なお急性期機能を保っている中小病院の多くが、救急の実績を伸ばしている。介護保険時代に、民間中小病院が急性期で生き残っていくには、救急に活路を見い出すほかない。　山口県防府市の市街地に立地する松本外科病院（…