Ｓｅｌｅｃｔｅｄ　Ｓｈｏｒｔｓ〜植物原料プラスチックの強度が向上　環境技術が「使える技術」へ
日経エレクトロニクス　第840号　2003.2.3

この記事の情報
掲載誌	日経エレクトロニクス　第840号（2003.2.3）
ページ数	1ページ　（全377字）
形式	PDFファイル形式　（75kb）
雑誌掲載位置	42ページ目

　ＮＥＣは，とうもろこしを原材料とするポリ乳酸に，植物「ケナフ」の繊維を混ぜた植物原料樹脂の開発に成功した。植物を原料とする樹脂は，石油由来の材料を使わず，植物の成長時に大気中のＣＯ２を消費するため，環境に優しい材料として注目されてきた。土中に埋めると，微生物によって分解されるという利点もある。しかし従来の植物原料樹脂は熱で変形しやすく，割れやすかった。このため，包装紙や弁当の容器などには使えたも…