特集　薬剤師が知っておきたい　最新臨床トレンド〜不眠症
日経ドラッグインフォメーション　第90号　2005.4.1

　睡眠剤といえば、７０年代ごろまでは「乱用、依存、自殺」といった、否定的なイメージで語られがちだった。しかし、８０年代後半に登場したベンゾジアゼピン（ＢＺ）系の睡眠剤は、安全性が著しく改善され、長期連用により耐性（効果減弱による増量）が生じることもまずない。さらにここ数年は、ゾルピデム（商品名：マイスリー）など、非ＢＺ系と言われる睡眠剤も増え、不眠のタイプに応じたきめ細やかな使い分けが可能になって…