デザインとはずがたり〜クリストの「パリ凱旋門」包み
日経デザイン　第414号　2021.12.1

この記事の情報
掲載誌	日経デザイン　第414号（2021.12.1）
ページ数	1ページ　（全542字）
形式	PDFファイル形式　（409kb）
雑誌掲載位置	90ページ目

第二二二回竹原あき子ドイツで国会議事堂、パリでポンヌフ、米国の湾では島を、丸ごと布で囲ったアーティスト、クリスト＆ジャンヌ＝クロードの最後の作品公開は、発想から６０年後の２０２１年９月。銀と薄青の布、赤いロープでパリの「凱旋門」をすっぽり包んだ。ソ連による支配時代、ブルガリアで生まれた彼の望みは自由。巨大なモニュメントを布で包み、アートに変身させて固定観念からの解放と自由を問う。　凱旋門が初めて布…