デザインとはずがたり　竹原あき子〜生ゴムを履いたサラダボウル
日経デザイン　第312号　2013.6.1

この記事の情報
掲載誌	日経デザイン　第312号（2013.6.1）
ページ数	1ページ　（全414字）
形式	PDFファイル形式　（459kb）
雑誌掲載位置	90ページ目

こんな簡単なことでこれほど便利になる、と驚くデザインがあった。パリのデパートに並んでいたステンレスのサラダボウル。その底が黒い。生ゴムが底から５センチの高さで外側にごく薄く張り付いていた。メーカー名の表示もない製品だったが、滑らず置いた時に音がしない生ゴムを履いたステンレスボウルの使い心地は抜群だった。　半年後、同じ売り場に４色のサラダボウルの山があった。好評だったにちがいない。デパートのオリジナ…