弁理士・渡邉知子の知財ショートセミナー　法律解説編〜ようやく認められた小売業の商標
日経デザイン　第239号　2007.5.1

この記事の情報
掲載誌	日経デザイン　第239号（2007.5.1）
ページ数	2ページ　（全2210字）
形式	PDFファイル形式　（241kb）
雑誌掲載位置	104〜105ページ目

百貨店やコンビニエンスストア、各種専門店、通信販売などにより提供されるサービスが、新たに商標法の保護対象になった。今回はその制度変更の内容を解説する。　これまで特許庁は、小売業者や卸売業者が使用する商標に対して、限定的な保護しか行っていなかった。例えば商品の販売を促進するためのサービス活動は、商品を販売するための付随的なサービスという位置付けに過ぎなかった。またサービスへの対価が商品価格に転嫁して…