記者の眼〜犯罪の予防は入札非公表の言い訳にならない
日経コンストラクション　第794号　2023.5.1

この記事の情報
掲載誌	日経コンストラクション　第794号（2023.5.1）
ページ数	1ページ　（全926字）
形式	PDFファイル形式　（278kb）
雑誌掲載位置	122ページ目

　暴力団などによる犯罪の予防を理由に挙げ、公共工事の入札結果を１年半以上公表していなかった福岡県大任（おおとう）町。２０２３年４月１日に公表を再開した。　大任町が入札結果を非公表にしたのは２１年７月。永原譲二町長は「町の発注工事を受注した会社に対する暴力団員の脅迫行為がエスカレートしていた」と説明する。　町などの自治体が住民の安全や安心を守ることは当然の務めだ。とはいえ、犯罪の予防と入札結果の非公…