危険な土地・地盤を見抜く〜夜間の土石流で避難は困難　家屋内のどこで寝ればいい？
日経コンストラクション　第794号　2023.5.1

この記事の情報
掲載誌	日経コンストラクション　第794号（2023.5.1）
ページ数	4ページ　（全1950字）
形式	PDFファイル形式　（5926kb）
雑誌掲載位置	100〜103ページ目

第４回　ある山間部の集落で、朝方に土石流が発生し、家屋に直撃した。　２日前から雨が降り続け、前日の昼過ぎには気象庁から土砂災害警戒情報が発令。当日午前４時ごろ、時間雨量３９．５ｍｍの大雨の直後に土石流が発生した。土石流の発生源は傾斜２０度の０次谷だ（資料１）。斜面崩壊の規模は幅１０ｍ、長さ２０ｍ、深さ３ｍ程度。崩壊発生土量は約６００ｍ３である。被災した家屋は発生源から約２００ｍ離れていた。　崩壊し…