ＮＥＷＳ　時事〜防災計画の見直しで“死者ゼロ”
日経コンストラクション　第618号　2015.6.22

　５月２９日に鹿児島県屋久島町・口永良部（くちのえらぶ）島で発生した新岳噴火で、数人が軽傷を負ったものの死者はゼロ──。全島民１３７人がスムーズに避難できた事実は、事前の避難計画や避難訓練の重要性を改めて認識させた。同日に閣議決定した改正活動火山対策特別措置法も、避難計画作成を促す追い風になっている。　新岳のすさまじい噴火を受け、気象庁は２００７年に導入した指標「噴火警戒レベル」を初めて、避難を必…