セキュリティスポットライト〜日本でも加速する産業スパイのサイバー化　標的型攻撃により技術情報が流出
日経コミュニケーション　第567号　2011.4.1

　このところ、日本でもサイバー産業スパイの被害が確認されるようになってきた。攻撃手法は、２００９年末の「Ｏｐｅｒａｔｉｏｎ　Ａｕｒｏｒａ」で認知されるようになったＡＰＴ（Ａｄｖａｎｃｅｄ　Ｐｅｒｓｉｓｔｅｎｔ　Ｔｈｒｅａｔ）である。「ソーシャルエンジニアリング＋標的型攻撃＋スパイ行為」のような攻撃で、攻撃者は標的企業の特定の従業員のパソコン（ＰＣ）に「トロイの木馬」を仕込み、組織に自由に出入りでき…