心と体 診察室〜悲しくないのに涙が出る 矢部 比呂夫[東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)眼科准教授]
日経ビジネス 第1530号 2010.3.1
掲載誌 | 日経ビジネス 第1530号(2010.3.1) |
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ページ数 | 1ページ (全1567字) |
形式 | PDFファイル形式 (231kb) |
雑誌掲載位置 | 82ページ目 |
悲しくもないのに涙があふれて止まらないGさん(51歳)。ハンカチで拭っても追いつかず、視界がぼやけて、書類を読むのも苦労している。 涙には、目の表面を潤して乾燥を防ぐという大きな働きがある。それだけでなく、目に酸素や栄養分を補給したり、目についたゴミや雑菌などを洗い流し、異物の侵入を防ぐといった役割も担っている。目の表面は涙で覆われており、人が起きている間は常に涙が流れている。1日0.6〜1ミリ…
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