有訓無訓 コラム〜必要なら何としても貫く 妥協では一時の再生に 倉地 正[兼松会長]
日経ビジネス 第1281号 2005.2.28
掲載誌 | 日経ビジネス 第1281号(2005.2.28) |
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ページ数 | 1ページ (全1322字) |
形式 | PDFファイル形式 (38kb) |
雑誌掲載位置 | 1ページ目 |
兼松は1999年に深刻な経営危機に陥りました。私がメーンバンクの東京三菱銀行から来たのはその時でしたが、すぐに取り組まざるを得なかったのは外科手術でした。 赤字の事業から撤退し、ヒトも負債も資産も思い切って圧縮したのです。事業を強みのある「IT(情報技術)」「食料」「ライフサイエンス・エネルギー」「鉄鋼・プラント」の4分野に絞り込み、総合商社の看板もかなぐり捨てました。銀行には1550億円の債権放…
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