一刀論断 コラム〜古びた核燃の国策で 汚れる国土、細る国富 河野 太郎[自民党衆院議員]
日経ビジネス 第1246号 2004.6.14
掲載誌 | 日経ビジネス 第1246号(2004.6.14) |
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ページ数 | 1ページ (全1646字) |
形式 | PDFファイル形式 (40kb) |
雑誌掲載位置 | 150ページ目 |
国会議員の年金未納が騒がれているが、そんなことより大変由々しき事態が今、着々と進んでいる。 今年7月に青森県六ケ所村の核燃料再処理施設でウラン試験が実施されようとしている。これは、いわゆる核燃サイクルの実質的な起点だ。いったん放射能で汚染されると、撤去に莫大な費用がかかるため、後戻りが難しい。電力会社を中心とする“原子力村”の人間は、試験稼働をもって今後18.8兆円もの予算を必要とする核燃サイク…
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