建築巡礼〜海の博物館（１９８９年・１９９２年）
日経アーキテクチュア　第1205号　2021.12.9

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第1205号（2021.12.9）
ページ数	4ページ　（全2294字）
形式	PDFファイル形式　（11002kb）
雑誌掲載位置	86〜89ページ目

　海の博物館は、漁網や漁船といった漁労に関する資料を収集し、展示するミュージアムだ。地元の漁業振興に尽くした民間人が、私財を投じて始めたもので、１９７１年に開館した時点では鳥羽駅の近くにあった。　８９年、駅から車でパールロードを２０分ほど走った先にある現在の地に収蔵庫が完成。続いて展示棟を建てて９２年に全面移転を果たす。その後、体験学習館やカフェテラスを増設し、現状に至っている。２０１７年からは鳥…