昭和モダン建築巡礼　福島県教育会館〜福島県教育会館
日経アーキテクチュア　第860号　2007.10.22

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第860号（2007.10.22）
ページ数	4ページ　（全2411字）
形式	PDFファイル形式　（1040kb）
雑誌掲載位置	94〜97ページ目

福島市は周囲を山に囲まれた盆地の町だ。その中を南北に流れる阿武隈川。そのほとりに、今回の目的地である福島県教育会館は建っていた。　建物は６２６人を収容するホールと大中小の会議室、ギャラリースペースなどからなる。建設の主体となったのは福島県教員組合のメンバーで、組合員が毎月１００円ずつ積み立てたお金を建設資金に供出した。それでも足りなかったので、施工の際には一般の市民たちも協力したという。当時の人々…