住宅特集　オンリーワンの家づくり〜家族が集うキッチンをうねった内部空間の核に
日経アーキテクチュア　第845号　2007.3.26

　「家族みんなが、いつも一緒に同じところに居られる家にしよう」。新居を建てる際、建て主（３７歳）の妻（３６歳）はこう誓った。　建て主は、夫婦と子ども２人という家族構成だ。夫の実家の隣を敷地とし、広さに余裕があったため、平屋建てで計画した。　「家族の居場所」を大切にしたいと妻が強く願うのは自身の子ども時代の体験からだ。「私が育った家は狭かったので、親と兄姉が一つの部屋に居ることが多かった。子どものこ…