住宅特集　オンリーワンの家づくり〜未知の建築家とつくった「壁を楽しむ」家
日経アーキテクチュア　第845号　2007.3.26

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第845号（2007.3.26）
ページ数	5ページ　（全2845字）
形式	PDFファイル形式　（1034kb）
雑誌掲載位置	68〜72ページ目

　建物がひしめき合う都心の住宅地。唯一開かれた前面道路に対して、この家は開口部を一切設けていない。しかもそのファサードは、真ん中が膨らんでいる。　設計者である中村拓志氏（ＮＡＰ建築設計事務所、東京都世田谷区）は、「きっとここから議論が始まるのだろう」と思いながら建て主の塩山雅之さん、まなみさん夫妻にこのプランを提示した。ところが案に相違して、夫妻はすんなりとこれを受け入れた。こうしたアイデアが出て…