巨匠の残像　［第９回　倉俣史朗］〜ストイックな生き様を見せ心に響くデザインを残す
日経アーキテクチュア　第835号　2006.11.13

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第835号（2006.11.13）
ページ数	6ページ　（全4394字）
形式	PDFファイル形式　（633kb）
雑誌掲載位置	82〜87ページ目

年を経るごとに色あせるデザインが多いなか、倉俣史朗が手がけた家具やインテリアは、今でも斬新で、やさしい光を放つ。彼を尊敬する建築家やデザイナーは多く、その作品は、見る者の心を揺り動かす。　１９４０年代生まれの著名な建築家の中で、倉俣史朗の影響を受けた人は少なくない。伊東豊雄（１９４１年生まれ）はその一人だ。　「ちょうど私が建築の仕事を始めた１９７０年代の前半に、倉俣さんのデザインに出会い、感銘を受…