フロントライン　高層棟建設で地域住民に「倒壊補償」〜高層棟建設で地域住民に「倒壊補償」
日経アーキテクチュア　第830号　2006.9.11

　高層マンションが地震で自分の家に倒れてきたら、誰が補償してくれるのか。マンションの建築主なのか、それとも購入した居住者なのか──。そう心配している人が少なからずいる。　仙台市青葉区大手町に今年6月に完成した地上26階建ての高層マンション「ライオンズタワー仙台大手町」は、宮城県が指定する急傾斜地崩壊危険区域の河岸段丘の上に建つ。「大地震に本当に耐えられるのか」と心配になった地域住民が、建築主である…