特集　ものづくり再生（後編）〜工種間連携
日経アーキテクチュア　第690号　2001.4.16

生産性を上げる一つの考え方は現場でのムダをなくすこと。多能工もその一つだ。幅広くさまざまな工種をこなす職人を育てることで，手待ちをなくそうとの発想だ。ただ，躯体職では「とびも鉄筋も型枠もこなす人材を育てるのは不可能」という見方が業界を支配している。そこで−。　「一人ですべての作業をやるのは無理。マニュアル化された作業をこなすのはあるだろうが，ここではグループ多能工という方向を目指している」。土工事…