住宅ナウ　山崎邸〜真ん中に光を集めて　間接光で家の中を均一な明るさに
日経アーキテクチュア　第677号　2000.10.16

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第677号（2000.10.16）
ページ数	3ページ　（全1701字）
形式	PDFファイル形式　（211kb）
雑誌掲載位置	107〜109ページ目

　東海地方が記録的な豪雨に見舞われた日，悪天候にもかかわらず，三重県津市に建つ山崎邸内部は明るい光で満ちていた。明るさの秘密は，設計を手がけた鵜飼昭年氏（ＡＵＡＵ建築研究所代表）の「直接光にはこだわらなかった」という言葉にある。　南面と北面，それぞれの高い位置に大きく開いた窓からの光は，家族が一日の大部分を過ごす食堂へは，直接向かわない。「光の間」と呼ばれる吹抜け空間に降り注ぐだけだ。天井に開けら…