特集〜痴ほう性高齢者の在宅生活　電話や設備機器の選択も　混乱招かぬよう要注意
日経アーキテクチュア　第667号　2000.5.29

痴ほう症状がある奥畑和子さんは，同居することにした娘と家を新築した。和子さんは新居のガスコンロが使えなくなるなど多少混乱したが，大きなトラブルもなく，日中は１人で過ごしている。奥畑邸の設計者である吉田誠治氏は，「和子さんの気ままな在宅生活を９人分集めたようなグループホームをつくるのが理想」と考えている。　北九州市の吉田誠治氏（夢設計代表）は，住宅の建て主の奥畑和子さんを訪ねると，自分の名前を何度も…