私の修行時代〜１５歳で「丸太一本足場」の高所作業
日経ホームビルダー　第211号　2017.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経ホームビルダー　第211号（2017.1.1）
ページ数	2ページ　（全1518字）
形式	PDFファイル形式　（1158kb）
雑誌掲載位置	98〜99ページ目

新潟平野に吹きすさぶ寒風の中、目もくらむような高さの送電線の鉄塔。丸太の一本足場の上を、中学を卒業したばかりの１５歳の少年が恐怖に震えながらソロリソロリと歩いていく。　元塗装職人、青木茂氏の塗装職人としての人生は、実に過酷な現場からスタートした。就職したのは、昭和３０年代前半。当時は安全帯なしで作業することも多く、丸太一本足場の高所作業が当たり前の時代だった。厳冬期、新潟県内の山間部では丸太足場か…