使えるニュース〜貫とマグサで粘る補強壁
日経ホームビルダー　第133号　2010.7.1

この記事の情報
掲載誌	日経ホームビルダー　第133号（2010.7.1）
ページ数	2ページ　（全762字）
形式	PDFファイル形式　（2036kb）
雑誌掲載位置	22〜23ページ目

　「壁倍率を高くするばかりでは、命を守れない」。石井工務店（福島県郡山市）社長の石井一男さんは、宮城内陸地震などの被災地を見てショックを受けた。筋かいや合板が抜けたり割れたりしているのを目の当たりにしたからだ。　そこで同社は２００９年１０月から、貫を用いた補強壁を採用し始めた。「昔の住宅は、太い材を使い、貫などの木組みで、粘り強く復元しやすい家を建てていた。その良さが今の工法に欠けているので、少し…