焦点〜車いすに乗ったまま現場管理　健常者にはできない配慮を
日経ホームビルダー　第7号　2000.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経ホームビルダー　第7号（2000.1.1）
ページ数	2ページ　（全740字）
形式	PDFファイル形式　（145kb）
雑誌掲載位置	12〜13ページ目

　車いすのまま現場に乗り込み、施工管理をしている設計士がいる。仙台市の佐々木英夫さんだ。長い車いす生活の教訓を糧に、高齢者や障害者が自立できる家づくりに取り組む住宅会社、エイコー・ハウスケアを昨年設立した。　「車いす利用を自分の付加価値として生かしたい」と言う通り、健常者には思い付かない配慮がある。設計前に作成する「情報カルテ」もその一つ。施主の手や指の長さなどの身体の寸法から、足を蹴り上げる力や…