ヨーロッパ環境最前線〜ドイツ「脱原子力」訴訟で判決
日経エコロジー　第213号　2017.3.1

この記事の情報
掲載誌	日経エコロジー　第213号（2017.3.1）
ページ数	2ページ　（全2329字）
形式	PDFファイル形式　（476kb）
雑誌掲載位置	84〜85ページ目

第１２回ドイツの電力会社が、脱原子力に踏み切った国を相手取り提訴した。一部の原子炉への賠償が認められたが、経営難は続きそうだ。熊谷　徹在独ジャーナリスト　２０１１年３月、ドイツのメルケル政権は、東京電力・福島第一原子力発電所で発生した炉心溶融事故をきっかけに、運転中だった７基の原子炉を直ちに停止・廃炉処分にさせるとともに、残りの１０基についても２０２２年末までに停止させることを決めた。脱原子力政策…