キーワード〜廃棄物
日経エコロジー　第28号　2001.10.1

　　現行の廃棄物処理法では、廃棄物は「汚物または不要物」と定義されている。廃棄物か否かは価値がある「有価物」か、無価値の「無価物」かという条件が大きく左右してきた。この定義だと、実質的には廃棄物であっても、業者が「リサイクル資源（有価物）」と主張すれば自治体も撤去命令を出しにくい。このため、産業廃棄物が不法投棄されるなど、不正行為が後を絶たなかった。　環境省は今年８月、廃棄物そのものの定義や、産業…