トレンド・アンド・ニュース　ブッパタール研究所〜「エコ効率信仰」の死角　充足感高める努力が不可欠
日経エコロジー　第23号　2001.5.1

環境保全活動に熱心なあまり「エコ効率を高めればよい」という落とし穴に陥るケースがある。しかし、ミクロな効率の改善は、量的拡大の前にマクロでは相殺されてしまうことも多い。問題解決のためには、エコ効率の改善と並行して、充足感を高める工夫が必要になってくる。　環境保全の推進のために、「経済効率」と「エコ効率」との共有点を見つけ出そうという考え方がある。この２つの間に共有点があれば、資源消費の節減が経済的…