トレンド・アンド・ニュース　ロッキーマウンテン研究所〜収益力回復にムダの洗い出しを　人員削減は根本的な解決策ではない
日経エコロジー　第23号　2001.5.1

消費低迷に伴う売上高の減少とエネルギーコストの上昇に、米国企業が悩んでいる。収益力回復に向けて人員削減に乗り出す企業が多いが、長期の視点に立てば得策ではない。景気下降局面であるからこそ長期の展望に立ち、資源生産性の向上に乗り出すべきだ。　米企業は現在、エネルギーコストの急騰と売上高の２けた減に見舞われている。短期的収益力への影響は甚大で、レイオフなどの対策をとる企業も出始めた。しかし、景気下降局面…