トレンド・アンド・ニュース　公害訴訟〜尼崎和解は東京訴訟にも影響　都市交通政策全体の転換点に
日経エコロジー　第20号　2001.2.1

２０００年１２月、ディーゼル車問題の契機のひとつとなった尼崎公害訴訟で和解が成立した。粒子状物質による健康被害が今も進行中であることを和解文に盛り込み、対策を求めている。２００１年末にも判決の出る東京訴訟にも影響が考えられ、都市交通全体に転換を迫っている。　「今回の和解は、後で振り返れば、日本の道路政策の転換を決定づけた記念碑となるだろう」と、大阪市立大学の西村弘・助教授は評価する。　２０００年１…