特集１　燃料電池の真実〜トヨタ、ダイムラーの先陣争い　米ベンチャー、家庭用でしのぎ
日経エコロジー　第12号　2000.6.1

“世界初の燃料電池車メーカー”の座をめぐり、大手自動車メーカーの駆け引きが活発化。一方、北米の燃料電池ベンチャーは、家庭向け量産工場の建設に続々と乗り出している。産業社会の大変革を牽引する燃料電池が、いよいよ実用段階に突入する。　「早ければ２００２年にも燃料電池車を発売したい」。トヨタ自動車の中村徳彦ＦＣ技術企画部長は４月８日、滋賀県大津市で開かれた地球環境国際議員連盟の総会で表明し、これまでの「…