ワールドウオッチ特約〜環境保護優先か貿易の自由化か　いま問われるＷＴＯの役割
日経エコロジー　第7号　2000.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経エコロジー　第7号（2000.1.1）
ページ数	2ページ　（全3133字）
形式	PDFファイル形式　（96kb）
雑誌掲載位置	66〜67ページ目

国際的な貿易規約が、独立国家の環境法と対立する構図が目立ち始めている。世界の生態系を維持・改善するという緊急の課題を実現するには、世界の貿易システムの庇護者であるＷＴＯの改革が欠かせないのかもしれない。ヒラリー・フレンチ　ワールド・ウオッチ研究所　１９９９年７月下旬、米国政府は、果汁やマスタードなど、１億１６８０万ドル相当の欧州からの輸入品に１００％の関税を掛け、欧州連合（ＥＵ）諸国に対する強硬姿…