〔特集〕免疫治療最前線　国内製薬大手の戦略　「免疫関連」がホットなテーマ　買収や提携で新薬充実に注力＝前田雄樹
エコノミスト　第１０３巻　第３３号　通巻４８８７号　2025.12.2

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０３巻　第３３号　通巻４８８７号（2025.12.2）
ページ数	3ページ　（全3447字）
形式	PDFファイル形式　（609kb）
雑誌掲載位置	３８〜４０頁目

　国内製薬の大手各社は、海外企業の買収や提携などを通じ免疫関連の新薬を強化している。　免疫は現在、新薬開発において最もホットな分野の一つとなっている。米調査会社ＩＱＶＩＡによると、２０２４年の世界売上高上位20医薬品のうち八つが免疫系の疾患の治療薬で、がん免疫療法薬を含めると半分を免疫関連の医薬品が占める。欧米のメガファーマの多くが免疫を重点領域として積極的な投資を行っており、日本勢でも大手を中心…