〔現代資本主義の展開〕マルクス主義への懐疑と批判 第5回 市場と国際貿易の拡大が独占許さず=小宮隆太郎
エコノミスト 第101巻 第41号 通巻4816号 2023.12.12
| 掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第41号 通巻4816号(2023.12.12) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2725字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (2336kb) |
| 雑誌掲載位置 | 54〜55頁目 |
<創刊100周年企画> マルクス経済学の信奉者だけでなく、経済官僚や財界人たちの「規模の経済についての信仰」、生産の集中は企業にとって有利という観念は、事実と異なると筆者は論破する。 歴史的にみれば19世紀の後半、1870年代ごろからドイツやイギリスで「独占体」が形成されるようになり、アメリカでも巨大な企業が出現して、いくつかの産業で独占に近い状態が成立した、といわれる。生産の集中と独占化の程度…
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